今度導入される関税政策により、ハワイの物価が高騰し、日用品の価格が大幅に上昇する可能性があると、専門家は懸念を示しているそうです。
KHON2News(※アメリカ・ハワイ州ホノルルに認可され、ハワイ諸島にサービスを提供しているFOX・CW共同系列のテレビ局※)の報道によりますと、ハワイ州下院消費者保護・商業委員会のスコット・マタヨシ委員長は特に生鮮食品が影響を受ける恐れが高いとの見方を示しています。マタヨシ氏はアボカドを例に挙げ、25%の関税でこれまで1ドルだったアボカドが$1.25に値上がりする可能性を指摘。食料品店の利益率は非常に低いため、店舗が価格上昇分を消費者に転嫁することが予想され、「住民の財布に直撃する」と警告しているそうです。
ハワイ小売業者協会のティナ・ヤマキ会長も、ハワイがほとんどの物資を輸入に頼らざるを得ないことから「他州より影響は大きい」と指摘し、「また、一度価格が上がれば、たとえ関税が撤廃されたとしても、簡単には下がらないことが最も懸念される」と述べているそうです(2025.2.4時点)
